事務所間PC遠隔共有

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依頼を受け、場所が離れた二つの事務所の間でファイルの共有が出来るようにしました。

複数台のpcを使用している事業所さんの中には、その複数のpcをLANで繋いでファイルを共有したり一台のプリンタを共用したりしている場合があると思います、
今回はそれを離れた場所で実現しています。

まず、もともとある一つ目の事務所のpcを、新たに設置した二つ目の事務所のpcとインターネットを介して繋ぎます、
そしてインターネット上にVPN(バーチャルプライベートネットワーク)という環境を作ります、
それはLAN形式のデータを、インターネットという道で運ぶことが出来るようにカプセル化して事務所間でやり取りする方法です。

さて同じ事務所内でデータを共有している場合、その通信回線上でデータが漏えい(盗まれる)すると言うことは物理的に考えにくいです、
しかし離れた場所では、通信間の中継プロバイダなどでデータを搾取されると言ったことが技術的には可能です、
ですのでこの場合、カプセル化した中のデータは暗号化してセキュリティを保っています、
また各事務所間の入り口(クライアントソフトウェア)で関門を設け、認証されたユーザーのみファイルの共有が出来るようにしています。

例えば手軽に複数の箇所でのファイル共有することを考えた場合、職場から自宅へusbメモリでデータを持ち歩くと言った方法もあると思います。
しかしそれが個人情報データなどであった場合、プロテクトを掛けることのできるusbメモリはあるものの、紛失した場合、重大な過失が発生します。
またクラウドでデータ共有する方法も最近よく使われますが、この場合、他の場所にあるpcの内容全てを共有したいといった場合、クラウドドライブの容量やファイルをアップロードするための時間などの点で難点があります。

今回は双方のpcでのファイル同期、データを移動させる手間が掛から無いこと、又セキュリティの観点などから、このVPN(バーチャルプライベートネットワーク)方式を採用しています、
またそのために使っているソフトウェアはsoftetherという製品です、
これは利用しやすいオープンソースソフトウェアプロジェクトでありながら極めて信頼性が高く安心して使用できます、
年若いスーパープログラマーの方が10年ほど前、大学在学中の二十歳そこそこで開発されました、このsoftetherを有効に活用させていただいています。